干し野菜を作るメリット〜NYとつないで、干し野菜作りのミニ講座を開催しました

NYとつないで干し野菜ミニ講座

NYの日本人向け保育所で、食事作りと食育を担っている山脇奈津子さんとのご縁で、NYの夜と横浜の朝をつないで、干し野菜作りのミニ講座を開催させていただきました。

野菜を干すことを始めると、たくさんのいいことがあるのです!

野菜を干すって、難しいと思っている人もいるかもしれないのですが、先日、友人から「面倒なことって嫌なんだけれど、野菜を干すのって、本当に簡単だから私にも続けられるわ。美味しいし」と言われました。

そんな干し野菜作り、メリットは、例えば、、、

 

ほぼ同じ内容の音声配信はこちらでお聴きいただけます。

<レシピを無料でプレゼント中です!>

7つのレシピが入った優佳子流「食卓で世界旅行」(pdf)をプレゼントしています。

日々の料理にお役立ていただけたら嬉しいです。

下の画像をクリックすると、プレゼント応募画面に移ります。

 

 

1 干し野菜作りには、メリットがたくさん


① 野菜を無駄にしないで済む、家庭からの食品ロス削減

買ってきた野菜を腐らせずに最後まで使い切ることができます。だから、家計に優しい。

家庭からの食品ロス削減です。

そして、生ゴミの量が少なくなります、野菜を捨てないわけなので。

私も以前は、冷蔵庫の片隅に黒くなってしまった野菜を見つけて、「またやっちゃった」なんてことがありましたが、野菜を干すようになってから、これがなくなりました。

使い切るって気持ちいいですよね。

家庭からの生ゴミがでなければ、地域のゴミ処理も、それにかかる人手や労力やエネルギー、そして費やされる税金が抑えられることにもなります。


② たくさんの種類の野菜を食べることができる

少人数の家庭だと、たくさんの種類の野菜を食べたいと思っても、全部食べきれないというお悩みもあるのでは?

干してしまえば、長持ちするし、カサも減り、常温で置いておけるので、冷蔵庫スペースも気にならず、いろいろな種類の野菜を食べることができます。

お味噌汁には、ちょいちょいとつまんでそのまま入れればOK!

戻してから、の必要はありません。

煮ているうちに戻ります。

こんなに具だくさんに(ちょっと多すぎ?)。

乾物味噌汁

自家製乾物野菜だけで作ったお味噌汁。包丁いらず、戻しいらずです。


③ 自家製干し野菜があれば、もしもの時にも安心

常温で保存できる野菜は、もしもの時の強い味方です。

料理の時に野菜を切ったものを、冷蔵庫に入れずにその場で干してしまう習慣をつけてみてはどうでしょう?

(「冷蔵庫に戻さない運動を始めました」とある方がおっしゃっていましたよ)

そうすると、無理なくいつも干し野菜がある状態が作れます。

普段の暮らしの中で、自然と備蓄ができます。

また、もしもの時はゴミの収集も来ないとなると、生ゴミが出ないというのも助かるはずです。


④生にはない美味しさがある、生ではとれない栄養がとれる

野菜を干すと(特に天日に当てる時間を持つと)、甘みや旨味の元である遊離アミノ酸が増える、糖度が増すというデータもあります。

きのこ類は、カルシウムの吸収を高めるビタミンDが増えることが知られています。


⑤忙しい時に包丁なしで時短料理も

お味噌汁やスープ、煮込み料理など、汁気の多い料理になら、戻さずにそのまま入れても使えるので便利です。

炒めものなどの場合は、水に浸けて10〜15分ほど置いておけば使えます。

包丁で刻んで、、の手間を考えると楽ですよね。

2 野菜を干す3つの方法とポイント

外出がちな方、幹線道路沿いなど空気が良いとは言えない環境にお住いの方も多いので、

家の中でも問題なく野菜を干せる方法を考えてきました。

野菜を干す方法は、野菜の種類によって、3つに分かれます。

  • 切って干す
  • アクを抜いて干す
  • さっと茹でてから干す
室内で野菜を干す

そして、

  • どんな野菜が、どの干し方か。
  • どんな道具があれば干せるのか。道具あれこれ。
  • 干す時に気をつけなければいけないポイント
  • 保存する時に気をつけるポイントは?
  • 干した野菜はどう使う?

などなどについて、お話しさせていただきました。

コロナの影響もあって、家でご飯を作る機会も増え、買い物の回数も減らす傾向にある今、野菜を干すことへの関心は、ニューヨークでも高いようで、30名の方々にご参加いただきました。

たくさんの質問も出て、お答えするのも楽しかったです。

野菜を干す人がニューヨークでも増えたらいいな!

<ビデオ講座のご案内>
「野菜を無駄なく美味しく!自家製乾物作りとその活用法講座」
https://www.udemy.com/course/homemade-kanbutsu1/

自家製乾物

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

サステナブル料理研究家/一般社団法人DRYandPEACE代表理事
東大法学部卒。外資系金融機関等を経て、娘の重度のアトピーをきっかけに食の世界に。

食には未来を変える力があるという信念のもと、今のライフスタイルにあった乾物や米粉の活用法を中心にレシピを開発している。
料理教室の開催、企業向けメニュー開発、研修など多数。

料理を自由に発想でき、毎日の料理が楽しくなる独自の「ピボットメソッド」を考案。個人やメニュー開発が必要な方向けのトレーニングも行っている。

著書14冊。メディア出演多数。

食に関するお役立ち情報はメールマガジンで発信中→ここから登録