車麩のフレンチトーストは、食パンで作るより美味しい!
と人気のある料理の一つです。
でも、これ、水戻ししてしまうと美味しさが半減してしまうんです!
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目次
サステナブル料理研究家、一般社団法人DRYandPEACE代表理事のサカイ優佳子です。
2011年からは特に、現代のライフスタイルに合わせた乾物の活用法の研究、発信に力を入れ、著書14冊(うち、乾物関連7冊)になりました。
- 食品ロス削減
- 省エネ
- もしもの時の備え
そして意外かもしれませんが、料理を時短にしてくれるのが乾物。
いいことだらけの乾物をふだんの食卓に取り入れる方法を、このブログでもいろいろお伝えしています。
車麩のフレンチトーストは、食パンで作るより低糖質
車麩は小麦から作られていますが、製造過程で水洗いして、炭水化物を洗い流して作ります。
そのため、主な栄養は炭水化物ではなく、タンパク質(小麦グルテン)なのです。
糖質がどのくらいか見てみると、
- 食パン(6枚切り1枚約67g)が32g
- 車麩 1枚(6g)で 3.09g
と10倍ほどの違いがあります。
車麩は常温で長くもつので便利
車麩は乾物なので、常温で長く保存ができます。
高温多湿を避ければ、1〜2年はもつのです。
食パンは数日するとカビが生えてしまうので、冷蔵庫に保存しなければなりませんよね。
車麩は冷蔵庫に保存する必要がないので、無駄になりにくいのも良いところです。
車麩を水で戻さないと、なぜ美味しくなるのか?
乾物は水で戻すもの、と一般的に考えられています。
車麩も、そう戻すと考えられてきました。
でも、乾物は水ではなく、「水分」で戻せば戻るのです。
中まで卵液が染み込んだフレンチトーストは、美味しいですよね。
でも、先に水で戻してしまうと、卵液が中に入りにくくなってしまうのです。
あるラジオ番組に出演したときに、
- 水で戻した後に卵液に浸けたもの
- 水で戻さず直接卵液に浸けたもの
の2種類を作り、ホストの高橋源一郎さんに食べ比べていただいたことがあります。
食べ比べてみると、違いは歴然。
水で戻してから卵液に浸けたものは、水っぽくなってしまうのです。
上の写真を見てください。
左の写真は水で戻しただけの車麩、右の写真は卵液で直接戻した車麩です。
水で戻してここまでふっくらしてしまった車麩には、卵液が入っていかないのがお分かりいただけると思います。
車麩のフレンチトーストの作り方(豆乳でも作れます)
材料
- 車麩 2枚
- 卵 1個
- 牛乳or豆乳 60ml
- 砂糖 小さじ1
- バニラエッセンス 1滴
- バター 適量
作り方
- 卵、牛乳(or豆乳)、砂糖、バニラエッセンスをよく混ぜたら、車麩に絡めるようにする。
- 容器の蓋をして冷蔵庫でひと晩(7〜8時間)浸けて戻す。
- フライパンにバターを入れ弱火で溶かし、2の車麩を焼き色がつくまで極弱火で両面とも焼き上げる。
メープルシロップや蜂蜜などをかけて。
シナモンパウダーやココナッツシュレッドを振りかけるのも、おすすめです。
車麩のフレンチトーストづくりのポイント
- 車麩は水で戻さず、直接卵液で戻すと水っぽくならない
- 中までしっかり戻るように、7〜8時間じっくり戻す
- 弱火で両面をじっくり焼いてカリッとさせる
ぜひ美味しく作ってみてください。
車麩の保存法、戻し方、その他のレシピのご紹介
以下のリンクで、車麩についての詳しい情報や、その他のレシピをご紹介しています。
ぜひご覧くださいね。
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