やまくらげ、という乾物をご存知ですか?

居酒屋さんのつまみでお目にかかったことがある方も多いのではないでしょうか?
やまくらげは、茎チシャ(茎が太く長いレタスの仲間で、他にステムレタスとも呼ばれる)の茎を縦に切って乾燥させたものです。
中国語だと萵笋(ウォスン)という野菜です。
下の写真は、上海の市場で撮った茎チシャの写真です。

やまくらげの元の野菜、茎チシャとは?

茎チシャ これの乾物がやまくらげ
茎チシャの茎は、皮をむいた中が透き通るような翡翠色。
翡翠は皇帝の印とされたので、中国では皇帝に献上される野菜でした。
中国では千切りにして和えものにして食べるのが定番で、レストランの前菜メニューに載っていることが多いです。

茎チシャの和えもの。上海のレストランで食べたもの
また炒めものにするのもとても美味しいです。
こちらは、上海の家庭でご馳走になった時のもの。

乾燥していない茎チシャの炒めもの 上海の過程でご馳走になりました
茎チシャの乾物「やまくらげ」も薄い緑色をしていて、コリコリした食感が特徴です。
この食感がクラゲのようにコリコリしていることから、やまくらげと呼ばれるようになったそうです。
やまくらげの戻し方、使い方


ここまで戻ったら、特に加熱は必要なく、好みの長さに切って、ポン酢や好みのドレッシングをかけただけで美味しく食べられます。
辛子マヨネーズ和えもおすすめです。
やまくらげの和えもの
やまくらげの酢醤油あえ

やまくらげの黒酢和え
材料
やまくらげ 30g、黒酢 小さじ1、醤油 小さじ1
作り方
- やまくらげは上述のように、水に3時間浸けて戻す。
- 水を切り、ざく切りにしたら、黒酢と醤油で和える。
やまくらげの黒酢和えのアレンジ
長ネギ、クコの実を加え、白ごまを散らしています。

やまくらげの中華風和え
和えものだけではなく、炒めものに加えても。
これは、以前、ある方から送っていただいた写真です。
ちょっとピリ辛味で炒めてあるのが美味しそうです。

やまくらげ、簡単でおいしく作れるので、見かけたらぜひ試してみてくださいね。
戻したやまくらげに酢醤油をかけただけで、娘はどんぶりいっぱい食べてしまうほど好きでした。
割り干し大根や戻したかんぴょうとあえるのもおすすめです。
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