干しタコとは?タコ飯の作り方〜乾物料理のプロが伝授

タコを干している様子

内臓を取り除き、塩揉みしてぬめりをとった生たこを、針金や竹などでピンと張るようにし、完全に乾くまで干して作られます。

瀬戸内海などを中心に作られています。

下の写真は、ベトナムからの輸入品。薄く小さいです。

ベトナムから輸入された小さな干したこ

下の写真は、以前、乾物のイベントをしたときに、ある方が広島からお土産に買ってきてくれたもの。

このタコは、そのあとタコ飯にしていただきました。

瀬戸内のお土産にいただいた干したこ

戻し方、使い方

<薄いものの場合>

そのままあぶって食べるだけでも、アゴの運動になりますが、美味しいです。

戻さず刻んで、ご飯と一緒に炊けば、薄くピンク色に色づくタコ飯になります。

<大きな干しタコの場合>

2〜3時間、可能であれば7〜8時間戻してから使うとしっかり柔らかくなります。

戻し汁には美味しいダシが出ているので、ごはんを炊くときに水の代わりに使いましょう。

干しタコを使った料理

干しタコご飯

干しタコごはん

大きめの干したこで作ったタコ飯

タコによって色の強弱はかなり変わります。

干しタコごはん

薄いペラペラした感じの干したこで作ったタコ飯

[材料]

干しタコ(70g)、米 2合、塩 小さじ1、酒 大さじ1、万能ねぎ 適量

[作り方]

下準備

  • 薄いものの場合:戻さずにハサミで食べやすい大きさに切る。
  • 大きいものの場合 : ハサミで食べやすい大きさに切り、2~3時間(できれば7〜8時間)水戻しする。
  1. 米は研いでおく。
  2. 干しタコ、酒と塩を加えて普通に水加減した米の上にのせて炊き上げる。
    *戻し汁がある場合は、水の代わりに戻し汁を使う。
  3. 炊きあがった2を混ぜて茶碗に盛り、刻んだ万能ねぎを散らす。

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ABOUTこの記事をかいた人

サステナブル料理研究家/一般社団法人DRYandPEACE代表理事
東大法学部卒。外資系金融機関等を経て、娘の重度のアトピーをきっかけに食の世界に。

食には未来を変える力があるという信念のもと、今のライフスタイルにあった乾物や米粉の活用法を中心にレシピを開発している。
料理教室の開催、企業向けメニュー開発、研修など多数。

料理を自由に発想でき、毎日の料理が楽しくなる独自の「ピボットメソッド」を考案。個人やメニュー開発が必要な方向けのトレーニングも行っている。

著書14冊。メディア出演多数。

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