先日、友人に会った時、「ゆかちゃんに教えてもらって野菜を干し始めたんだけど、あんなに簡単に干せちゃうってびっくり」と言われました。
関東では空気が乾いてくる秋から冬は、干し野菜作りに最適な季節。
(雪国では、湿気があるし凍ってしまうということもありますが、乾燥している家の中で干せばOKです)
屋外ではもちろんのこと、室内でも干すことができます。
ほぼ同じ内容の音声配信はこちらでお聴きいただけます。
目次
切干し大根7つのレシピ、無料プレゼント中!
1 野菜を干すメリット
野菜を干すメリットは、
「野菜をあれこれ食べたいけれど、あれこれ買うと食べきれないで腐らせてしまう」という事態を回避できること。
これによって、
- 家計に優しい
- 栄養摂取の改善
- 災害時、冷蔵庫が使えなくても保存できる野菜が手元にある安心
- 買い物回数を減らせる
- 使いたいときにパパッと包丁いらずで料理ができて時短
など個人の暮らしにいいだけでなく、
- 家庭からの食品ロス削減に
- ゴミ収集に関わる経費や労働力、CO2の削減に
など、環境にも良いのです。
2 手間がかかる?〜いえいえ、切って並べるだけです
干し野菜の基本は、切って重ならないように並べるだけ。
バリエーションとして、
- アクの強い野菜は水につけるなどしてアクを抜いてから干す
- 葉物や果菜はさっと茹でてから干す
があります。
薄く、細くきる方がはやく乾き、失敗しにくいです。
3 家にある道具で作れます。ちょっとした小物もあれば便利
包丁だけでもいいですが、以下のものがあると便利です。
- 皮をむくためのピーラー
- 千切りピーラー
切り干し大根のように千切りにしたいなら、千切りピーラー、きんぴらピーラーなどと呼ばれるものが便利です。
セリアなど百均にも売られています(写真右。左はタイで買ったソムタム用のピーラー)。シリシリ器などでも。
干すためには、上の写真にあるように、ざるや、オーブンの焼き網や揚げ物をするときのバットなどが使えます。
また百均や300円ショップなどで、何段かに別れた吊るすタイプのネットも売られています(写真下)。
外に干す時に落ち葉などが降りかかったり、干して軽くなった野菜がざるごと風に煽られて飛ばされたりという事態を防げます。
4 どんな野菜でも干せるの?
ほとんどの野菜が干せます。
ただ、トマトなど水分の多い野菜は難易度が高いので、初めての場合は、大根、人参、ごぼう、きのこ類など比較的水分量が少ないものから始めるのをお勧めします。
果物も干せます。
ただ、例えばアボカドとかバナナなどのように「粘度」が高いものは、水分が蒸散しにくく、干し上がる前に腐ってしまうので厳しいです。
5 保存するときは、密閉しない
半ぼし状態のものも美味しいのですが、保存を考えるなら、カラカラになるまで干します。
天候と野菜の種類にもよりますが、一般的には5日から1週間程度。
保存は、紙箱、木箱、紙袋など通気性のいいものに入れるのがお勧めです。
どうしても乾きムラはあるので、密封することで湿気が周り、カビてしまう可能性が高くなるためです。
密封したい場合は乾燥剤を入れてください。
下の写真はある方の保存方法。窓が開いた紙袋なのでなかが見えていいですよね。
プレゼントしても喜ばれそうな可愛さです。
6 どう使うの?
薄切り、千切りにして乾かした野菜は、お味噌汁やスープなどの汁物には、戻さずそのまま入れて使うことができます。
カレーにも合いますよ。
炊き込みご飯にも、ちょっと多めの水加減にすればそのまま入れて炊き上げることができます。
写真は、干した赤大根のみぞれ和え。
酢が加わることで綺麗な赤に。
こんな風にして器ごとプレゼントしても。
この器に二杯分の水と一緒にコトコト煮出せば美味しいスープに。
自家製干し野菜の他に、桜海老と切り昆布、打ち豆を入れて(打ち豆についてはこちらの記事をご覧ください)。
野菜を干すって、意外と簡単なんですよ!
ぜひ試してみてくださいね。
より詳しくは、オンデマンド講座で、野菜ごとの上手な干し方のポイントや、失敗しないためのヒントなどをしっかり解説しています。
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