お正月の準備に、近くにある市場に買い出しに行ってきました。
毎年買っている数の子の売り場に行くと、今年は驚くほど高い!
ほぼ同じ内容の音声配信はこちらでお聴きいただけます。
目次
1 数の子が高い!高すぎる、、、
2 アメリカやカナダでニシン漁に出ていないから?
3 食卓と社会は繋がっている
1 数の子が高い!高すぎる、、、
今年は、コロナの影響もあって飲食店での仕入れが減少して、食材が余っていると聞いていたこともあり、数の子がこの高値とは驚きました。
いつも買っている無漂白の塩数の子がキロ4,800円!3割は高いという印象です。
例年置いている無漂白の多少崩れのあるものも、今年は入らないとのこと。
品薄なのだそうです。
それも500gからと言われてしまい、今年は泣く泣く、漂白した特売品に。
「いや〜、食感は全く違いますよ。でも高いよね〜」とお店のおじちゃまも。
2 アメリカやカナダでニシン漁に出ていないから?
おじちゃま曰く、コロナの影響なのだそうです。
アメリカ(主にアラスカ)やカナダの漁師さんたちが、海にでる回数も減り、日本人しか食べない数の子(つまりはニシン)を獲るよりはと、カニ漁に集中しているとのこと。
「品物が少なすぎて、一旦売りに出したものを買い戻したくらいだよ」とおじちゃま。
数の子はほぼ100%輸入とよく聞きますが、信頼できる自給率の数字は見つけられませんでした。
北海道の留萌振興局のサイトによれば、留萌の数の子は「全国一の生産量と品質」(すでに解散した留萌水産物加工協同組合HPによると50%近くを占めるとのこと)とはいえ、
「ニシンが獲れなくなってから、伝統あるニシン加工の技術を活かし、カナダ、アメリカ、ロシアなどの外国の冷凍ニシン、原卵を他の地方に先駆けて輸入」
とあるので、留萌で扱っているものも、北海道でとれたニシンの子ではないようです。
2020年4月11日の北海道新聞の記事のタイトルによれば(無料で限定的読める会員になったのですが、古い記事だからか全文が表示されません)、「留萌のカズノコ半減かも 新型コロナ影響 原料輸入元が操業停止」とあります。
う〜ん、やはりコロナの影響はあるのですね。
3 食卓と社会は繋がっている
当たり前のことですが、私たちの食卓と社会は繋がっています。
社会の影響も受けるけれど、逆にいえば、私たち一人一人の食卓が社会に影響を与えていくことにもなるんですよね〜。
おせち料理の定番、数の子。
今年は、少量だけ、大事にいただくことにします。
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