年末に市場に買い物に行った時に、カニの爪ばかりがたっぷり入った冷凍品を格安で見つけたので(これだけたっぷりで1500円!)、久しぶりにシンガポール風のペッパークラブがメインの夕飯に。
この料理、1996年にはすでに家で作っていた記録が見つかりました。
ほぼ同じ内容の音声配信はこちらでお聴きいただけます。
目次
1 ペッパークラブとは?
2 ペッパークラブの作り方
3 ペッパークラブ雑炊で決まり!
1 ペッパークラブとは?
シンガポールで人気のカニ料理の一つがBlack Pepper Crab、略してペッパークラブ。
初めて連載した「トランタン新聞」にレシピを掲載したものが、今でも手元に残っていました。
マレーシアに出かけた時にシンガポールに寄って食べたのだと思います。
1996年3月号。25年前w。
旨味たっぷりの辛さが病みつきの美味しさで、手と口の周りをベタベタにしつつ食べちゃうわけです。
(ミーゴレンが、ミーゴンレになっている誤植を発見w。ミーは麺、ゴレンは炒めるという意味)
2 ペッパークラブの作り方
そこからレシピを転載すると、、。
材料
子持ちワタリガニ 3杯、バター 大さじ2、A{玉ねぎ薄切り 1/2個分、にんにくみじん切り 2かけ分、豆豉(潰して) 大さじ1、蝦醤 大さじ2、黒胡椒(ひいて)大さじ2、カレーリーフ 1/2カップ(ってわかりにくいですねえw、まあ数枚でいいと思います)、赤唐辛子(刻んで)10本}、B{中華たまり醤油 大さじ2、砂糖 大さじ3、オイスターソース 大さじ2}
作り方
1 ワタリガニは半分に切り、スポンジ部分を取り除いて油で八割方火が通るまで揚げる。←炒め煮でOK
2 鍋にバターを溶かしたら、Aを加え弱火で香りをたてる。
3 強火にして1を加え炒め、Bで調味する。
子持ちワタリガニとしているのは、手に入りやすいからだったのだと思います。
今回のように爪だけでも、またロブスターでも、エビでもいけます。
エビだとペッパー「クラブ」ではなくなりますがw。
赤唐辛子の量は加減してください。
カイエンヌペッパー、一味などの粉唐辛子でも可能。
カレーリーフはなければバイマックルー(コブミカンの葉)でも、あるいは省略しても。
蝦醤は、中華材料店にあります。あるいはフィリピンのバゴーンやタイのガピでも。
これが入るとグッとエスニックな感じになりますが、なければないでも美味しいです。
干しエビでもいいかも。
今回は、生姜も加えました。
3 ペッパークラブ雑炊で決まり!
さて、このペッパークラブ、蟹を食べ終わったところで、お年取りに食べたズワイガニの殻でダシをとっていたのを少し加えて、冷やご飯を入れ、卵でとじてお雑炊に。
いや〜、最高に美味しかったです。
見かけはイマイチですけどねw。
カニ三昧のお正月でした。
付け合わせは、キャベツのインド風炒め。
生姜と、ターメリック、コリアンダーパウダー、クミンパウダー、赤唐辛子で調味。
大根と人参でカチュンバル(インド風のサラダ)。
塩と砂糖、酢で調味したところに、赤唐辛子とクミンを油で香りを立ててジュッとかけます。
スパイスやハーブを使って世界の料理を再現するのが、とっても好きです。
というわけで、2021年は、月に一度、サカイ優佳子の世界の料理をオンラインで講座開催することにしました。ペッパークラブもいつか登場することと思います。
オンライン講座についてはこちらから
https://www.reservestock.jp/page/consecutive_events/5859
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