サステナブル料理研究家、一般社団法人代表理事のサカイ優佳子です。
2011年から、現代のライフスタイルに合った乾物の活用法の研究と発信を続けています。
「旅が大好き」「なんでも食べてみたい!」と、世界各地で屋台から高級レストランまで食べ歩いては、再現することを習慣にしてきました。
そんな経験から、伝統的な和食にとらわれず、世界の料理法、調味法との組合せで、手軽に美味しいレシピを考えるのが得意です。
我が家の食卓は、世界各地の料理がふだんから並びます。
そんな我が家の定番料理になったものを中心に、サカイ優佳子の世界の料理オンラインレッスンをスタートしました。
ご都合がつかず、あとでビデオ受講される方もいらっしゃいますが、今回はリアルタイムで5名の方とご一緒させていただきました。
ほぼ同じ内容の音声配信はこちらでお聴きいただけます。
「サカイ優佳子の 食卓で世界旅行」
目次
1 今回のメニューのご紹介
2 早速ご感想が届いて感激!
3 世界の料理を自宅で楽しむ
1 今回のメニューのご紹介
1月31日(日)の午前に開催した第一回目の内容は、こんな感じでした。
A :スモークサーモンとクリームチーズのディップ
B :ファラフェル(中近東風豆のコロッケ)
C :豚肉のスペイン風煮込み
A :ケイパー、ディル
B :コリアンダーパウダー、クミンパウダー
C :ベイリーフ、フェンネルシード、パプリカパウダー、オレガノ
レシピはここでは紹介できませんが、ざっくりとご紹介しますね。
スモークサーモンとクリームチーズのディップ
スモークサーモンのディップは、フードプロセッサーさえあれば、ガ〜〜ッと混ぜるだけ。
ディルとケイパーがアクセントです。
フードプロセッサーをお持ちでない方には、包丁で叩く方法で作っていただくことにしました。
これはこれで、スモークサーモンの食感が少し残って美味しいと思います。
アメリカのユダヤ系の朝食の定番、「ロックス(*) on bagle」(ロックスloxというのは、イディッシュ語で鮭のことなのだそうです)のイメージの味わいです。
野菜やクラッカー、パンなどを添えて。
ベイクドポテトとともに食べるのも、おすすめです。
ファラフェル(中近東風豆のコロッケ)
ファラフェルは、1980年代にはすでにアメリカ西海岸の大学のカフェでも提供されていたと聞いています。
2015年にパリを旅した時は、ファラフェル料理店が大人気でした。
元は、中東の料理で、ひよこ豆やそら豆で作られます。
私はひよこ豆を用意しましたが、大豆でも美味しくできるので、ご用意いただくのはどちらでもということにしました。
実は、この料理、20代の頃(1980年代)、アメリカで食べてとても気に入ってから再現してみたいとずっと思っていました。
そして1999年頃のある日、当時はまだ英語版しかなかったスローフード運動の会報誌「slow」にその作り方を見つけたのでした。
ところが、レシピ通りに作ってもなぜか失敗。
実は、戻したら茹でずにフードプロセッサーで細かくして香辛料を加えて丸めて揚げる必要があったのです。
「豆は戻してから茹でるもの」と思い込んでいた当時の私は、レシピには書いていないのに、茹でてしまっていたんですね、豆を。
それによって炭水化物が洗い流されてしまったことで、つなぎなしには固まってくれず、油の中で崩れてしまったのです。
でも実は、今回は、フードプロセッサーがない方には、茹でてから作る方法をお伝えしました。
本来のファラフェルの食感とは変わってしまうものの、つなぎの分量を調節することで、これはこれで美味しいものが作れることが、その後わかったからです。
コリアンダーシードパウダーとクミンシードパウダーで風味をつけ、好みで香菜も入れます。
普通は、タヒーニソースという白ごまのソースをかけて、生野菜と一緒にピタパンに入れて食べますが、今回は小松菜と白ごまのソースを作って添えて、おつまみ的に召し上がっていただくことにしました。
豚肉のスペイン風煮込み
この料理は、30年近く前に、スペイン人の女性が家庭料理を披露している記事を何かで読んで、それをアレンジして我が家の味になったものです。
スペイン料理には、タコのガリシア風をはじめとして、パプリカパウダーを使うものが多いように思います。
この料理にもたっぷりのパプリカパウダーを使います。
フェンネルシードとオレガノ、そしてベイリーフも加えて煮込めば、それだけで異国の香りが漂います。
1時間ほど煮込むと豚肉が柔らかくなります。
手がかかるのは最初の10分、あとは時間にお任せの料理。
特にオーブンに鍋ごと入れて煮込めば、その間は好きなことをしていることができる手抜き料理です。
2 早速ご感想が届いて感激!
「スパイスやハーブなどなど、普段は使わないものばかりで味が心配でしたが、出来上がってみたら、とても美味しくて感激しました‼️」
「おなじみの食材でもハーブやスパイスを加えるだけで新鮮な味覚になりますし、自宅にいても海外のレストラン気分が味わえますね♪これからもレパートリーを増やしたいので楽しみにしています。」
3 世界の料理を自宅で楽しむ
コロナ禍で、外食の機会もめっきり減りました。
海外に出かけることもしばらくは難しそうです。
そんなとき、子どもたちが「ウチは、家にいながらにして世界のいろいろな料理を食べることができるからいいよね」と口にしたのです。
そして、娘が常々言っているのが、「ママはテーマを決めて料理を作っているけれど、実はママの料理で一番美味しいと思うのは、ママが普段作っている料理なんだよね」ということ。
ちなみに、一人暮らしで私の本を使って料理もしている娘がいうには、もう絶版になってしまいましたが、「いそがしママの楽しい食卓レシピ」(サンマーク出版)に載っているレシピが最高なんだそうです。
そんなことから、世界の料理オンラインレッスンを始めることにしました。
スパイスやハーブは、普段から使い慣れていないと、買ってはみたものの使い切れず、なんていうこともあるかもしれません。
なら、それを必要な分だけお送りしてまずは作ってみていただこう。
お好みに合うようだったらご自身で買い求めていただければ、ハードルが低くなるはずと思ったのです。
これから月に一回のペースで世界の料理オンラインレッスンを開催予定です(すでにスケジュールも決まっています)。
「サカイ優佳子の 世界の料理オンラインレッスン」
募集は主にメルマガで行いますので、ご興味のある方はご登録いただけたら嬉しいです。
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