タッパーで、シャカシャカふって漬ける簡単お漬けもの

タッパー漬けもの

ウチでは、毎週野菜が届く契約をしています。
でも、野菜をいただいて被ってしまったり、旅に出かけるときにまだ野菜が残ってしまっていたり、という時には、乾物にするか、あるいは簡単漬けものを作って、無駄を出さないようにしています。
家庭からの食品ロスは、日本全体の食品ロスの半分弱。
その中で一番多いのが野菜とのこと。
気をつけねば、です。

漬けものといっても気構えずに。
ついで仕事でタッパーに入れてシャカシャカ振るだけというお手軽漬けものの方法を知っていると便利ですよ。

ほぼ同じ内容を音声でもお伝えしています。こちらからお聴きくださいね。

目次
1 千枚漬け風のお漬けもの
2 大根や蕪の葉が余ったら漬けものに
3 酢を変えて、風味をつけてアレンジも


1 千枚漬け風のお漬けもの


赤大根の千枚漬け風
上の写真は、先日、千葉の大多喜のご近所さんにいただいた赤大根を漬けたもの。

用意するのは蓋をしたら液体が漏れないタイプのタッパー。
私は「タッパーウェア」の製品を愛用しています。
漏れないし、長持ちするので便利なのです。

プラスチックが環境に悪いといわれる昨今ですが、以前タッパーウェアブランズ・ジャパン(株)の広報の方とお話しした時に、
「そうなんですよね。でも弊社では長く使っていただけるような商品作りを目指しています」と伺いました。
実際、私もすでに10年以上使って買い換えてないです。まだまだ使えそう。

さて、赤大根の漬けものです。
もちろん、普通の大根や蕪、聖護院大根でも同じように作ることができます。

この赤大根は、その中でも品種としては多分、紅しぐれ大根。

薄切りにして、味付けは千枚漬け風に甘めにしてみました。
結構お砂糖が入るんですよね。

材料
赤大根        1kg
砂糖           100g
酢              75g
塩              25g
鷹の爪    1本
昆布    適量

作り方

  1. 砂糖、酢、塩をタッパーに入れて混ぜます(砂糖が多少溶け残っていても大丈夫)。
  2. 赤大根は薄切りにします。
  3. 1のタッパーに、2、パキパキおった、あるいはハサミで切った昆布、タネを取って輪切りにした赤唐辛子を重ねていきます。
  4. タッパーに蓋をして空気を抜いたら、ひっくり返して蓋を下にして10分ほどおきます(これで、全体に調味料が回ります)。
  5. 4のタッパーをシャカシャカ振ったら冷蔵庫に入れておきます。

これだけ。
酢を加えることで鮮やかなピンク色に変わります。

漬けて冷蔵庫に保存して翌日から食べることができ、1週間くらいは保存できます。

漬けもの好きの私は、小腹が空いた時のおやつ代わりにも食べています(笑)。

赤大根の千枚漬け風仕込み
下は、調味料を加えたあと。
すでに赤色の鮮やかさが少し違います。
赤大根の千枚漬け風仕込み
一日おくとこうなります。
赤大根の千枚漬け風


2 蕪や大根の葉っぱを漬けるのもおすすめ!


大根の葉の漬けもの

お正月にたっぷりの大根入りの新潟風のお雑煮を作ったこともあり、葉がたくさん余ってしまいました。
これも、早速お漬けものに。
蕪の葉も、この方法で漬けたら家族に好評でした。

塩分を抑えるため、保存効果を高めるため、また、呼び水としても、お酢を加えるのがおすすめ。
切った野菜と、その重量の2%程度の塩とをタッパーに入れて手で揉んでから、蓋をしてシャカシャカと振ります。
そこに酢と鷹の爪(乾燥赤唐辛子)をいれてまた揉んでから再度シャカシャカ。

酢の分量は手についた味をみて適宜足してください。
鷹の爪は切らずにそのまま入れています。
鷹の爪が入ると、味にキレが出るように思います。
少し昆布を入れておくのも味に深みがでるので、おすすめ。

翌日から食べられますが、数日経つといい感じに乳酸菌発酵の酸味が増して、深漬けが好きな人にはたまりません。
豚肉などと炒めても食べても美味しいですよ。


3 酢を変えて、風味をつけてアレンジも


タッパー漬けもの
上の写真は、酢を黒酢に変えて花椒を入れて大根を漬けたもの。
昆布の細切りも入れています。

漬かるとこんな感じに。
大根の即席漬け

これもタッパーで作っています。

タッパーで作るのがいいのは、重石を考えなくて良いこと。
シャカシャカ振ることで全体に塩気や水分が回るので、重石がなくても早く漬かります。

蓋がしっかり閉まるタッパーがあれば、漬けもの作りもお手軽。
ぜひ試してみてくださいね。

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ABOUTこの記事をかいた人

サステナブル料理研究家/一般社団法人DRYandPEACE代表理事
東大法学部卒。外資系金融機関等を経て、娘の重度のアトピーをきっかけに食の世界に。

食には未来を変える力があるという信念のもと、今のライフスタイルにあった乾物や米粉の活用法を中心にレシピを開発している。
料理教室の開催、企業向けメニュー開発、研修など多数。

料理を自由に発想でき、毎日の料理が楽しくなる独自の「ピボットメソッド」を考案。個人やメニュー開発が必要な方向けのトレーニングも行っている。

著書14冊。メディア出演多数。

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