「乾物料理って、ハードル高そう。」
「戻すとか面倒だし、メイン料理にならないし、、。」
そう思っている方も、多いかもしれません。
でも、それはまだ乾物の実態を知らないための、思い込みかもしれませんよ。
目次
サステナブル料理研究家、一般社団法人DRYandPEACE代表理事のサカイ優佳子です。
2011年からは特に、現代のライフスタイルに合わせた乾物の活用法の研究、発信に力を入れています。
食品ロス削減、省エネ、もしもの時の備えになり、そして意外かもしれませんが、料理を時短にしてくれるのが乾物。
いいことだらけの乾物を、ふだんの食卓に取り入れる方法を、このブログでもいろいろお伝えしています。
乾物に関する役立つ情報満載の無料メルマガを書いています。
ぜひ、乾物仲間になってくださいね!
「乾物ってこんなに簡単!日々の料理を手軽に美味しく」
なぜ乾物?について、インタビューを受けました。
20分ほどの動画です。ご覧いただけたら嬉しいです。
Re・rise News

ほぼ同じ内容の音声配信はこちらでお聴きいただけます。
standFM 「サカイ優佳子の 食卓で世界旅行」
1 レシピ本1冊全てをマスターする

本の撮影の際に、作った乾物料理の一部を盛り合わせた一皿
1月半ばに開講した「乾物マジックマスター講座」(オンライン全10回)を、5月下旬に終了しました。
二週に1度の開催で、11種の乾物を自在に使いこなせるようになる42のレシピをご紹介。
テキストは、山と渓谷社から出ている「乾物マジックレシピ」です。
修了には、その全てを実際に作ってレポートすることが必要です。
今、最終課題に取り組んでいただいていて、これを提出すると無事修了証発行となります。

達成感でいっぱいです!
実はこんなご感想を最後にお話ししてくださる方が、何人かいらっしゃいました。
講座開講中は、facebookグループで宿題を投稿していただくので、他の方の進み具合や、料理のアレンジ、盛り付けの仕方などを見ることになり、それも受講生同士のいい刺激になるようです。
私もまた、皆さんの投稿からたくさん学ばせていただきました。
2 42の料理をご自身で作り終わってのご感想

オンラインで繋いでの講座です

時間がかかって地味な副菜用の食材から、簡単時短、美味しいメインディッシュができて、発想の転換もできる楽しみを味わえる。
さらに社会に貢献することできる力を持っている食材。

乾物なんてほとんど料理に使わなかったり、使っても決まった料理しか作れなかったのですが、この講座のおかげで、普段の料理にたくさん乾物を取り入れられるようになりました。
この講座では、料理を作りながら説明する時間が約半分。
その後は、その日の料理だけでなく、乾物全般についての質問をなんでも受け付けています。
乾物収納についての、受講生同士でのアイディアの交換があったり、それぞれがどんな風に乾物と付き合っているかの情報交換があったり。

「皆さんの保存方法や工夫にヒントを頂いて、見える容器に入れ直して、場所も置き換えてみました。 めっちゃ楽しい❣️」とのこと。
3 最終回の料理
最終回は、「昭和の素材を令和風に」というわけで、珍しく和風な献立でした。
油麩と干し椎茸の卵とじ

最後に撮影したのでちょっと火が通り過ぎましたw
油麩丼は登米市の名物ですが、この講座では油麩とスライス干し椎茸を使った卵とじにしました。
親子丼のような味付けなので、ご飯のおかずにピッタリ。
トッピングする海苔も乾物です。


大皿盛りにして豪華なメインになりました。
割り干し大根の酢醤油漬け

割干し大根の酢醤油漬け
この料理、娘の大好物で、丼いっぱい食べてしまうほどなんです。
割干し大根ならではの、ぽりぽりとした食感がたまりません。


干し大根と煎り大豆の炊き込みごはん

切干し大根と煎り大豆の炊き込みご飯
乾物をお米と一緒に炊飯器に入れて炊くだけ、という手軽さなんです。
カレーや、今回の卵とじなど、おかずの味を損なわない、邪魔しない炊き込みご飯になります。
そのまま、塩と胡椒をふってお酒の〆のご飯に、あるいはおにぎりにするのも美味しいんです。

切り干し大根と黒煎り大豆の炊き込みおにぎり

全部食べられてしまうところだった💦
煎り黒豆ご飯、おにぎりにしたら、家族がほとんどたべてしまっていた‼️
乾物だけで作る味噌汁

受講生のN.N.さんが、講座後すぐに作ってくれた乾物味噌汁
乾物をあれこれつまんでお鍋に入れて火にかけて、お味噌をとけば、ダシいらずで美味しいお味噌汁の出来上がりです。
包丁もまな板もいらないので、朝の忙しい時間にもお味噌汁を手軽に作れます。
最後に、スープにクルトン、のような気分でお味噌汁に油麩をトッピング。
油麩も、クルトンのようにスープにトッピングしてももちろんいいんですよ。

オニオングラタンスープにも、バゲットのスライスの代わりに油麩

インスタントより簡単で美味しいです。

油麩は本当に便利ですね。

油麩は、まだ日本の南半分には、あまり普及していない?
実は今回、大阪や愛知から参加してくださった方もいらっしゃいました。
大阪では、油麩がまだあまり一般的ではないようで、スーパーで売られている価格の差に驚く!なんていうこともありました。
関東のスーパーで油麩が割と普通に手に入るようになったのも、この数年。
北からだんだん南下していくのでしょうかね。

M.K.さんが作ってくれた乾物味噌汁と切干し大根ご飯

緊急事態宣言も乾物フル活用で乗り越えていきます💪
フルーツ缶で戻した寒天のデザート

フルーツ缶に棒寒天を入れて
いや、こんなのをレシピと言っていいのか、、とも思ったのですが。
フルーツ缶に棒寒天をちぎって入れるだけ、なんです。
でもこれ、もしもの時にも使えるワザ。
寒天は海藻から作られているので、便秘に良いとされる水溶性食物繊維がたっぷり含まれています。
フルーツ缶なら常備できますよね。
そして、もちろん乾物の棒寒天も。
ぜひ覚えておいていただきたい「料理」なんです。


4 修了生の今後

講師として活躍中の成田奈苗さん
修了すると、「乾物マジックレシピ」を使ったり、そのアレンジレシピを使って料理教室を開いていただくことができます。
「すぐにやります」と表明されている方も、いらっしゃいます。
「乾物ブログを書いていきます!教えます!」という方や、すでにご自宅のサロンで教え始めた方、カルチャーセンターからお声がけがあって、7月から講師として教える予定の方、乾物を作る工房を用意して乾燥野菜の販売を始めてしまった方まで、実はいらっしゃるのです。
乾物を広めたい!と思ってくれる仲間が増えるのは、本当に嬉しいです。
乾物マジックマスター講座は、これからも続けていきます。
講座詳細はこちらをご覧くださいね。
乾物の知識クイズに挑戦してみませんか?
5つのクイズに答えると、回答と解説を読むことができます。
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