切り干し大根の保存、これで安心

切り干し大根の保存方法

未開封・開封後・戻した後まで。

カビを防ぎ、おいしく使い切るコツをお伝えします!

切り干し大根は、乾物のなかでも馴染みがあり、「買い置きしておけば、いざというときに頼れる」食材と思っている方も多いのではないでしょうか。

でも、乾物だからといって、いつでもどこでも置きっぱなしでよいわけではありません。

とくに昨今の高温、大雨などが多い気候は、風味の変化やカビの原因になるので注意が必要です。

せっかくの甘みとうまみを最後まで楽しむために、保存の基本を押さえておきましょう。

少しの工夫で、日々の料理にも、ローリングストックにも、ぐんと使いやすくなります。

 

 

乾物クイズに挑戦

 

まず結論:切り干し大根の保存早見表

未開封:常温保存でOK。ただし高温多湿のところ、直射日光があたるところは避ける。

開封後:袋の口をしっかり閉じ、冷蔵庫へ。

戻した後:水気をよく切って小分けにし、冷凍保存可能。目安は約1か月。

冷凍したものを使うとき:

汁物や煮物なら凍ったまま加えてOK。

サラダや和え物に使うなら、冷蔵庫で自然解凍します。

 

1.切り干し大根は常温で保存してもよいですか?

未開封品で、直射日光が当たらず、温度も湿度も低い場所なら、常温保存できます

乾物は水分が少ないため、微生物が増えにくく、保存性が高い食品です。

ただし、切り干し大根は温度が上がると変色したり(下のリンク参照。茶色く変色しても食べられないわけではありません)、湿気を含むとカビが生えたりしやすくなります。

夏場のキッチン、コンロの近く、日が当たる棚などは避けましょう。

茶色くなった切り干し大根ほど美味しい?その理由とレシピ〜乾物料理のプロが解説

 

2.未開封の切り干し大根も冷蔵保存したほうがよいですか?

茶色く変色するのを気にしないなら、常温保存で大丈夫です。

ただ道の駅やマルシェなどで売られているものの中には、密封されていないもの、乾燥が足りないケースも見られ、そうしたものは冷蔵保存する方が安全です。

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3.開封後の切り干し大根はどう保存すればよいですか?

開封後は、湿気と空気をできるだけ遠ざけるのがポイントです。

もとの袋の口をしっかり閉じ、チャック付き保存袋や密閉容器に入れて冷蔵庫で保存しましょう

袋のまま保存袋に入れる「二重密閉」なら、出し入れも簡単です。

  • 乾いた清潔な手・箸・計量スプーンを使う
  • 使う分だけ取り出し、袋の中を長く開けっぱなしにしない
  • におい移りを防ぐため、密閉する
  • 賞味期限内でも、色・香り・状態を見て、なるべく早く使い切る

 

4.切り干し大根にカビが生えないようにするには?

茶色くなるだけなら問題ないのですが、カビが生えたら使えません。

カビ対策の合言葉は、「湿気を入れない」。

乾物は水分が少ないからこそ保存がききますが、湿気を吸うとカビが育ちやすい条件が整ってしまいます。

  • 未開封でも高温・直射日光・湿気の多い場所を避ける
  • 開封後は密閉し、乾燥する冬場以外は冷蔵保存するのがおすすめです。
  • 濡れた手や湿った器具を袋に入れない
  • 袋の内側に結露が見えたら、状態を確認し、問題がなければ乾いた保存袋に移して早めに使う
  • カビ、異臭、強い変色、ベタつきがあれば、もったいなくても食べない

見えるカビだけを取り除けば大丈夫、とは考えないでください。

カビが見つかったら、食べずに処分するのが安全です。

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5.戻した切り干し大根は冷凍保存できますか?

できます。

むしろ、少し多めに戻しておいて小分け冷凍しておくと、料理の時短になります。

戻すと日持ちは短くなるので、その日のうちに使わない分は、早めに冷凍しましょう。

方法は簡単!

戻した切り干し大根の水気をぎゅっと絞り、1回に使う量ずつラップで包むか、冷凍用保存袋に平らに入れます。

袋の空気を抜いて密閉し、金属トレーなどにのせてなるべく早く凍らせると、食感の変化を抑えやすくなります。

保存の目安は約1か月です。

なお、加熱せずにそのまま食べる料理に使う場合は、風味や食感が変わりやすいため、冷凍よりも早めに食べ切るほうが向いています。

 

6.冷凍した戻し済みの切り干し大根は解凍せずに使えますか?

はい。

味噌汁、スープ、煮物、炒め煮など、加熱する料理なら、凍ったまま鍋やフライパンに入れて大丈夫です。

ただ、サラダ、和え物、酢の物など、加熱しない料理に使うなら、冷蔵庫で自然解凍してから使いましょう。

解凍後に出た水分は軽く絞ると、味がぼやけにくくなります。

常温で長時間解凍するのは避けてください。

7. 乾物を、ふだんの食卓の味方に

切り干し大根と鮭缶の米粉グラタン

切り干し大根は、定番の煮物だけの食材ではありません。

スープ、サラダ、炒め物、エスニック風の和えもの、炊き込みご飯にグラタン!まで、思いのほか自由に使えます。

保存方法をちゃんとおさえておけば、「戻す時間がない」「使い切れるか心配」というハードルも下がります。

乾物は、食品ロスを減らし、省エネにもなり、もしものときの備えにもなる未来食。

冷蔵庫や冷凍庫も上手に使って、切り干し大根をもっと気軽に、日々の食卓に迎えてみてください。

 

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<参考>

農林水産省『乾物』 
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ABOUTこの記事をかいた人

サステナブル料理研究家/一般社団法人DRYandPEACE代表理事
東大法学部卒。外資系金融機関等を経て、娘の重度のアトピーをきっかけに食の世界に。

食には未来を変える力があるという信念のもと、今のライフスタイルにあった乾物や米粉の活用法を中心にレシピを開発している。
料理教室の開催、企業向けメニュー開発、研修など多数。

料理を自由に発想でき、毎日の料理が楽しくなる独自の「ピボットメソッド」を考案。個人やメニュー開発が必要な方向けのトレーニングも行っている。

著書14冊。メディア出演多数。

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